社会福祉法人 白鳥会
理事長:西川全彦
社会福祉法人 白鳥会設置の白鳥保育園は 2016年に創立90周年を迎えました。
当姫路市では二番目の歴史をもって今日までやってまいりました。
少子高齢化社会に入った今、私たち社会福祉施設に寄せられる期待はこれまでと比べものにならないくらい大きなものとなっています。
確かに今日 人々が幸福で心豊かな将来を見通せる状況にはありません。前世紀はものの豊かさが文明の尺度でしたが、今世紀のいま、情報や知識や知恵から創出される、いわゆるソフトパワー ・ AIが人類の進歩に大きな価値を持つようになりました。 モノから人への価値シフトという潮流は今後も変わらないと考えます。つまり21世紀の進歩の源泉は「人」であるということにほかなりません。私たちの社会が発展を続けるためには、進取の志に支えられた高度な知力と先進性がますます要求される時代となります。
当会の保育園は21世紀の我が国を担う「幼児」を保育し、「三つ子の魂百まで」と言われているように人間としての素養をととのえることを使命ととらえ、そのことが社会に対する責務であると認識しています。また、昨年4月より、特別養護老人ホームを開設し、地域社会において在宅介護ができない高齢者の終末の看取りを担い、一方 多少とも元気な高齢者の生きがいの場所を提供していくという福祉サービスの理念と目標を拠り所に、三菱の岩崎小彌太の定めた所期奉公 すなわち「 期するところは社会への貢献 」を我々の社会福祉事業で推進し、【 草創と守成と 執れが 難き 】という唐の太宗の問いかけのごとく、事業運営のもう一本の柱を草創し、軌道に乗るまで 努力しようと思っております。
そして、少子高齢化社会で、急激な人材不足の中でも、たゆまぬ職員の資質向上と研鑽を積み、地域の一施設たりうる運営を目指し、そのことに全力を尽くすチャレンジ精神を保ち続けたいと考えております。
法およびその精神を遵守し、公明で公正な法人活動を通じて、地域社会から信頼される社会福祉法人をめざす。
地域に根ざした法人活動を通じて、保育・介護福祉に貢献する。
労使相互信頼・責任を基本に、個々の福祉サービス力向上とチームワークの強みを最大限に高める法人作りに努力する。